内科医Bです。
2019年4月時点の投資方針を発表します。
まず投資目標を確認します。
目標: 年間の配当金・分配金の累計 240万円(税引き後)
期限: 2040年
KGIは配当収入で設定しました。進捗度合いもこれでみていきますのでKPIでもあります。
KGI(Key Goal Indicator):重要業績評価指標
KPI(Key Performance Indicator ):重要目標達成指標
これを踏まえて投資の基本方針は以下とします。
- インカム重視で高配当利回りの金融商品を主力とする。
(税引き後配当利回り3.00%以上が目安) - 個人投資家に有利な日本株の株主優待制度は最大限活用する。
- 評価額はそれほど重視はしないが、資産としての価値も維持する。
- 優遇税制とポイントを最大限活用するために投資信託も利用する。
- 日本株・J-REITを中心に投資するが、ある程度は外国にも分散投資して、資産の一部はドル建てで持つ。
- 特定の業種に偏りすぎない。
- 目標達成までの道中を楽しむ。
一つ一つ細かく見ていきます。
インカム重視で高配当利回りの金融商品を主力とする。
(税引き後配当利回り3.00%以上が目安)
- KGIを配当収入しているため、基本的にキャピタルゲインを期待するグロース株よりも、インカムゲインを期待する高配当利回り株を中心に投資する。
- 具体的には、配当利回り3.00%(税引き後)以上を目安にする。
- 但し、配当利回り5%(税引き前)以上の場合は相応の根拠をもって購入する。
- 基本的にはバイ・アンド・ホールドの方針だが、株価が上がりすぎて配当利回りが下がっていて、次の有望な投資先候補がある場合は、柔軟に対応する。
長年連続増配していても増配率が低く購入時に配当利回りが高くない銘柄よりは、購入時に高配当利回りの銘柄を選択して、配当金を再投資して配当金を増やす戦略です。但し、配当利回りが高すぎる銘柄は減配リスクの高い地雷銘柄の可能性も高くなりますので、自分が碌に企業分析などできないことを十分自覚して、そういった銘柄の購入を考えるときは一回立ち止まってよく検討します。また喜ばしいケースですが、購入した銘柄の株価が上がりすぎて配当利回りが下がった場合は、一旦利益確定して次の有望な投資先に目を向けることも考えようと思っています。
個人投資家に有利な日本株の株主優待制度は最大限活用する。
- 株主優待+配当利回りが、3.00%(税引き後)を目安にする。
- 株主優待制度を取っている銘柄の保有数は、株主優待のメリットを効率的に受けられるようにする(多くの場合100株)。
- 株主優待の内容は有効に活用できるものを選ぶ(換金も含めて)。
日本特有の制度で小口の個人投資家を優遇して投資家を平等に扱っていない点でいろいろと議論のある株主優待制度ですが、自分が小口の個人投資家である以上は最大限に活用するのが経済的には合理的です。
評価額はそれほど重視はしないが、資産としての価値も維持する。
- KGIは配当収入だが、評価額も疎かにはせず、資産としての価値も維持する。
- 銘柄を購入するときは、高配当利回りだけでなく、長期に渡って安定した収益を上げ続けて株価が維持できそうな企業かどうかも評価する。
基本的に売却するつもりはないですが、人生においていつ不測の事態が起こるかはわかりませんし、そもそも株価を上昇させられないまでも維持もできないような企業は安定して高配当を出し続けることはできないと思われます。
優遇税制とポイントを最大限活用するために投資信託も利用する。
- つみたてNISA、個人確定拠出年金は最大限活用する。
- 楽天カードによる投資信託の購入(還元率1.00%・月5万円が上限)とハッピープログラムによる投資信託の保有(残高10万円毎に4ポイント)・楽天銀行即時入金サービスによる投資信託の購入(取引1回毎に3ポイント・1日最大15回まで)・その他(他行口座からの振込があった日に3ポイント、給与/賞与の受取1回3ポイントなど)で付与された楽天スーパーポイントを全て投資信託の購入に充てる。
- これらで購入する投資信託は、全てeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とする。
効率的な資産形成を目指す場合、税金の優遇制度を利用しない手はありません。楽天のサービスもありえないレベルのものなのでこれも最大限活用します。これらは投資信託だと全て上手く活用できます。またこれ以外の投資先が国内に偏っているので、購入する投資信託は海外株式が望ましく、その中でも十分な分散と信託報酬の低さを鑑みてeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)としました。
日本株・J-REITを中心に投資するが、ある程度は海外にも分散投資して、資産の一部はドル建てで持つ。
- 老後自分の収入がなくなり外国税控除が利用できなくなることを考えて、投資の主体は、高配当日本株・J-REITを中心とする(少なくとも自分が割高と感じるまでは)。
- 安定した運用や将来の円の価値の下落のリスクヘッジのために、一定の割合は海外にも分散投資する。
- 勉強も兼ねて一部の資産はドル建ての金融商品で運用する。
いろいろ意見はあるかと思いますが自分は将来の日本株にそれほど悲観的でないことと、配当収入に頼る割合が大きくなる老後に外国税控除できなくなるのはデメリットので、割高と感じないうちは高配当日本株・J-REITを中心に投資していくつもりです。但し、一つの国に集中投資するリスクは間違いなくあるので、一定の割合は海外にも分散投資します。また現時点では将来も日本にいて円を使う予定なので、必ずしも外貨建てには拘りませんが、自分の投資の視野を広げるために一定の割合はドル転してドル建ての金融商品で運用します。
特定の業種に偏りすぎない。
- 特定の業種に偏りすぎずに景気敏感株とディフェンシブ株の両方にバランス良く投資する。
景気敏感株とディフェンシブ株両方のメリットを享受して、デメリットを補完しあうために、それぞれが割安と判断したタイミングで購入していきます。上手く実行できれば運用の安定化や資産形成の速度の上昇に寄与すると思われます。
目標達成までの道中を楽しむ。
これが一番重要ですね。投資は資産形成を目標としていますが、同時に趣味だと思っていますから、効率性だけでなく楽しみながらできることが重要です。投資で小さな失敗や成功を経験したり、モーサテやWBSで専門家が話している内容でわからないことを自分で調べて少しでも理解したりすることは、自分の成長を実感することができて、以前より日常生活が充実しているのを実感しています。類稀な才能をもつ個人投資家や世界トップレベルの頭脳を持つプロのヘッジファンドたちが徘徊している市場では、投資初心者の私は失敗してばかりですが、これくらいの難易度の方が飽きがこなくて挑戦のしがいがあるというものです。市場から退場だけはしないようにして目標達成までの道中を楽しめればと考えています。