私の保有する株主優待銘柄➁ JR西日本（9021）～安心して長期保有できるディフェンシブ銘柄～　

内科医Bです。

私は個人投資家に有利な株主優待制度を最大限活用する方針としています。

株主優待制度について内科医Bです。 今日は、株主優待制度について調べたことや思うことをまとめてみました。 株主優待制度とは 株主優待制度とは、上場...

 

今日は、前回の吉野家ホールディングス（9861）に続いて、私が実際に保有している株主優待銘柄を1つご紹介します。JR西日本（西日本旅客鉄道）（9021）です。

含み益が20万円程度で私のポートフォリオの主力と言っていい銘柄です。典型的なディフェンシブ銘柄で景気の影響を受けにくく、将来も安定して収益を上げてくれそうで安心して長期保有でき、優待内容も魅力的と、株主優待投資としてはかなり優秀な部類に入ると思われます。これだけ保有しています。

 

 

西日本旅客鉄道（9021）の株価チャート、配当金、株主優待

〇最近5年間の株価チャート

（出典：Google Finance）

株価の推移としては、近年FRBの利上げや日中貿易戦争などで株式市場に嵐が吹き荒れている中、私のポートフォリオ内の他の銘柄と比較してそれなりに健闘していました。ディフェンシブ銘柄としての面目躍如と言って良いのではないでしょうか。また2019年3月期は地震や西日本豪雨の影響もあり減益でしたが、一時的な特殊要因ですので今後の心配はしていません。

 

〇配当金

2019年3月期予想　1株175円　配当利回り 2.1%（2019年5月11日時点）

（出典：JR西日本ホームページ）

毎年安定して増配しているのに対して、配当性向は逆に低下しています。なんと素晴らしい。配当余力は十分で、今後も安定して配当を支払うことができそうです。

IRでは、中期経営計画として配当性向35％程度を目指しており、還元性向40％程度を目安とし機動的な自己株式取得を行うとしています。

 

〇株主優待

①  鉄道優待割引券（片道一人の運賃・料金が50％割引）
②  JR西日本グループ会社で利用できるグループ優待割引券（ホテル、百貨店など）
➂  京都鉄道博物館優待割引券（入館料金50％割引）

②は活用できる人がある程度限定されますし、➂はおまけに近いですね。私も含めて多くの人にとって魅力的なのは①だと思います。この鉄道優待割引券の発行枚数と保有株式数との関係はこのようになっています。

保有株式数	鉄道優待券（通常発行）	鉄道優待券（追加発行） ※1単元(100株)でも3年以上継続保有
100 ～ 299株	100株ごとに1枚	追加なし
300 ～ 499株	100株ごとに1枚	1枚追加
500 ～ 999株	100株ごとに1枚	2枚追加
1000 ～ 1099株	100株ごとに1枚	3枚追加
1100 ～ 10099株	10枚 + 1000株超過分200株ごとに1枚	3枚追加
10100 ～ 19999株	55枚 + 10000株超過分300株ごとに1枚	3枚追加
200000株～	100枚	3枚追加

 

詳しくはこちらでご確認ください。

金券ショップの相場　（2019年5月11日時点のアクセスチケットの買取価格）
鉄道優待券1枚　→　3800円

～ 金券ショップで換金したときの優待利回りの参考 ～
（2019年5月11日時点のアクセスチケットの買取価格で、100株以上を3年以上継続保有している場合で計算）
100株での優待利回り　→　0.46％
300株での優待利回り　→　0.61%
500株での優待利回り　→　0.64%

※500株保有が最も効率的（100株以上を3年以上継続保有している場合）

 

株主優待についてのみでいえば、その他のJR3社、JR東日本（9020）、JR東海（9022）、JR九州（9142）よりも魅力的です。

 

考察

日本国内の主要都市間の移動は新幹線が圧倒的に便利です。人口減少の影響は一定あると思いますが、「国民の足」として今後主要な交通手段である状況は変わらないと思います。外国人観光客の利用拡大も追い風です。従って新幹線を持つJR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州は、成長率は高くはありませんが景気の影響を受けにくい安定成長株として長期投資していく価値は高いと考えます。

JR4社の中で特に有望なのは、首都圏に位置するJR東日本や、ドル箱の東海道新幹線を有するJR東海だと予想しています。リニアモーターカーが東京ー名古屋間で先に開通することもそうです。ただ私の投資方針は資産の最大化よりも生活還元重視ですので、私自身の実際の投資先としては配当利回りと株主優待が相対的に魅力的なJR西日本を選択しました。今後も安心して長期保有できそうです。