内科医Bです。
私は株式投資を始めて1年ちょっとの投資初心者ですので、これから株式投資を楽しみながら続けていくために、株式投資や経済について基本的なことから勉強していかなければなりません。それは、きっと投資成績の向上にも繋がるはずです。
そこで、その時々に思いついたテーマについて、調べてまとめたこととその時点での考察を記録してブログの記事にしていこうと思います。
初回のテーマですが、私は国内の個別株を中心に投資をしていることから、日本を代表する株価指数である “日経平均株価とTOPIX” にしました。
日経平均株価
- 日本経済新聞社が算出・公表している最も知名度のある日本の株価指数。
- 東証一部上場企業の中から日本を代表する225銘柄を選別し、その株価を単純に足し合わせて225で割り算して算出される単純平均株価。
※ 実際に算出する際は、上場時期の違い・株式分割・銘柄入れ替えなどの株価変動以外の影響を考慮して、「みなし額面による調整」や「除数の修正」が行われている。 - 銘柄数が少ないため特定の銘柄による価格への影響が大きい。
- 値がさ株(株価水準が高い)の多い「外需関連株(精密、機械輸送用機器など輸出や海外現地法人への収益依存度が高いグローバル企業)」、「ハイテク(IT)関連」からの影響を受けやすい。従って、海外景気、海外株式、為替の相場の変動から影響を受けやすい特徴がある。
日経平均 組み入れ上位銘柄(※2019年5月26日時点)
順位 | 銘柄 | 構成比率 |
1 | ファーストリテイリング | 11.39% |
2 | ソフトバンクグループ | 5.37% |
3 | ファナック | 3.21% |
4 | KDDI | 2.90% |
5 | 東京エレクトロン | 2.53% |
6 | ダイキン工業 | 2.41% |
7 | 京セラ | 2.35% |
8 | テルモ | 2.18% |
9 | ユニー・ファミリーマートホールディングス | 2.03% |
10 | リクルートホールディングス | 1.85% |
上位10銘柄が全体に占める割合が36.27%
TOPIX(東証株価平均)
- 東京証券取引所が算出・公表を行っている指数。知名度は日経平均株価に劣るが、投資家には重視される傾向にある。
- 東証1部に上昇する全銘柄(約2140銘柄)の浮動株ベースでの時価総額(株価×発行済み株式数)の変化を指数化したもの。1968年1月4日の東証一部の時価総額を100としている。
※ 浮動株:発行済みの株式数のうち株式数のうち大株主などの安定株主が保有していない、市場に流通している株式のこと。 - 銘柄数が多いためは特定の銘柄の影響を受けにくい。
- 時価総額が大きい「内需関連株(銀行、不動産、建設、小売、電力、外食、倉庫など子主に国内でサービスを提供している業種)」の影響が大きい特徴がある。
TOPIX 組み入れ上位銘柄(※2019年2月末時点)
順位 | 銘柄 | 構成比率 |
1 | トヨタ | 3.23% |
2 | ソフトバンクグループ | 1.82% |
3 | 三菱UFJフィナンシャルグループ | 1.69% |
4 | 武田薬品工業 | 1.69% |
5 | ソニー | 1.55% |
6 | NTT | 1.39% |
7 | キーエンス | 1.38% |
8 | 三井住友フィナンシャルグループ | 1.18% |
9 | 本田技研工業 | 1.15% |
10 | みずほフィナンシャルグループ | 1.01% |
上位10銘柄が全体に占める割合が16.1%
考察
組み入れ上位銘柄の顔ぶれはかなり違いますし、上位10銘柄が全体に占める割合も大きく違います。これらの違いは指数を評価するうえで意識する必要がありますね。
近年外需関連やハイテク関連の上昇率が大きく、銀行株が低迷していることなどから、日経平均がTOPIXより強く、現在NT倍率(日経平均をTOPIXで除した倍率)が歴史的な水準まで上昇してきています。将来加速度的に人口が減少することが確定している日本では内需関連株の将来に不安があることから、今後もこの傾向は続くような気がします。
トウシル|NT倍理が上昇!リスクなのか投資好機なのか?
乖離が広がっている両者ですが、どちらが日本経済の実態に近いのかというと、日経平均よりもTOPIXの方が実体経済を反映していると言われています。日本個別株で運用する個人投資家の実感としても、確かにその通りだなと思います。自分の資産の評価額推移は、なかなか厳しい情勢の中でそれなりに踏ん張っている日経平均よりも、下がるときにしっかり下がって回復するときは鈍いTOPIXの方に近似しています。
やはり日本株は難しい…。